Rails7が公開されてから1年半近くが経ち、Hotwireの導入によって、フロント周りはそれまでのRails開発と大きく変わりました。しかしながら、まだHotwireの実績や情報量が少ないなどの理由で、積極的に使うことを見送る場合も多いのではないでしょうか。このままでは、Rails4のTurbolinksの扱いと同じように「まず無効化する」がデフォルトになりえないかと懸念しています。
私自身、当初はHotwireの勘所がわからず、作りづらさを感じてだいぶ辛かったのですが、慣れてきた昨今では、Rails6以前よりも使い勝手の良いシステムを素早く導入することができていると実感しています。
そこで今回は、Hotwireを使って管理画面や社内向けシステムを簡単にプチSPA化する実践的な手法を紹介いたします。なお、ここで言う「プチSPA化」とは、具体的には、CRUDにおける #new, #edit, #show をモーダル表示することを指します。
Hotwire入門というよりも、StimulusとTurboを組み合わせてHTML片に動きをつける具体的方法を共有することで、皆様のHotwire開発ライフを少しでも後押しできたら幸いです。