堅牢なRailsアプリケーションを書くのは難しいことです。実装時に想定していなかった事象が起きてもそれをうまくハンドリングして不整合がないようにアプリケーションを動かし続けなければなりません。そして、想定していない事象があったときにはそれに素早く気づき、アプリケーションの実装を変更する必要があります。
想定していなかった事象が起きたときのユーザに対する表示の仕方も大事です。エラーページもアプリケーションを構成するひとつの要素でありユーザ体験に影響します。エラーページを表示するところでエラーが発生して用意しているエラーページが表示できなかった、というのはよくある事ですができるだけ避けたいところです。
この発表では、Railsにおける「想定していない事象」とどのように付き合っていくと良いのかの指針を示します。また、Railsがエラーページを表示する仕組みと、それを利用した安定したエラーページをどうやって作るのかについても紹介します。