概要

私は昨年3月以降、Rails7でHotwireを活用して複数のアプリケーションを開発してきました。Hotwireは、SPAのような動きをRailsだけで実現できる良い道具だと思っています。開発体制やコードをコンパクトに保てる利点があります。

ただ、SPAではなくHotwireでやろうと決めるためには、Hotwireでどこまでできるのか? Hotwireでできないことはあるのか? が気になってくる点でしょう。この点について、今では私は以下のように感じています。

  • やりたいことは大体なんでも Hotwire で実現できる
  • 最終的に実現できる機能の差よりも、どういう考え方で作るかにSPAとHotwireの大きな違いがある

SPAとHotwireでは、アプリを構成するための物の考え方が大きく異なります。Hotwireを縦横無尽に使い倒すためには、Hotwire的な考え方で作る必要があるのです。この、Hotwire的な考え方=設計指針に私は「Web紙芝居」という名前をつけました。本トークでは、この「Web紙芝居」的な設計指針に行き着いた経緯や、指針の内容についてご紹介します。


発表資料

Speaker

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Yasuko Ohba (nay3)

株式会社万葉 代表取締役 & Railsエンジニア。"構造厨" を標榜する、設計・実装大好き人間です。