既存Railsアプリ攻略法 - CTOが見ること・やること・考えること

Railsで仕事をしていると、rails new するより既存のアプリケーションを触ることのほうが多いですよね。私も昨年、新しく自分が働いている会社に加わったプロダクトのRailsアプリケーションを触り改善するという仕事をしました。

そんなとき、一人のRailsエンジニアとして、また現在勤めているCTOという経営幹部として、どんな観点で何を見て、何を目指してどんなことをしているのか、を具体的にお話しすることで、みなさんが新たに既存のRailsリポジトリと出会うときに何をするとよいか?というベストプラクティスめいたものを提示できればと思います。

何をするにも目指すことは「プロダクト開発のアジリティが向上して、スムーズにお客さんに価値を提供し続けられること」なのですが、やることは多岐に渡ります。コードフォーマットの修正からリリース体制の開演、ほとんど使われていない機能の削除など本当にいろいろです。それぞれ、何が課題なのか?改善したいことは何か?具体的に何をしたのか?をお話しします。

また、既存のRailsアプリケーションとの付き合い方のベストプラクティスを提案するなかで、CTOがRailsエンジニアとして仕事をするときに何を考えているのか?という観点の紹介をスパイスとして散りばめようと思っています。ここも楽しんでいただけれたら幸いです。

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Daisuke Fujimura

Ruby on Railsでのバックエンド開発とフロントエンド開発を中心にソフトウェア開発者として15年以上のキャリアをもつ。コードを書く傍ら、マネジメントとしてチームビルディング、メンタリング、採用、技術戦略策定、クライアントとの折衝を経験。Aiming、Quipper、マチマチ等でプロダクト、チームの立ち上げを担当し成功に導く。現在、STORES, IncでCTOを務める。