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logrageの次を考える — Ruby on Railsがデフォルトで出力するログの謎に迫る
Ruby on Railsのアプリケーションをproductionで運用する場合、出力されるログをFluentdを介して、あるいは直接、Datadogなどの監視ツールに収集することが多いと思います。その際、どのようにログを収集するべきなのかについてドキュメントではlogrageを使った方法が紹介されることが多いです。logrageはRailsが出力するリクエストログなどを構造化されたデータ(多くの場合JSON)に整形してくれるので非常に便利なGemですが、現在logrageのrepositoryがあまり活発ではないのを少し心配しています。このままだと、Ruby on Railsのバージョンアップの際に、互換性などの観点でトラブルが発生するかもしれません。いざというときのために、「そもそもlogrageって何をやっているの?」ということを突き詰め、「logrageを使わないアプローチもあるのではないか?」という謎に迫っていきたいと思います。