RailsエンジニアのためのNext.js入門

Next.jsはReactをベースとしたWebフロントエンドのためのアプリケーションフレームワークです。Railsとは同じレイヤーのフレームワークなのでRailsに組み込んで使うような関係ではありません。しかし、近年においてはRailsはAPIモードでAPIだけを提供し、フロントエンドは別アプリケーションとして作るという構成も珍しくありません。そういったケースでフロントエンドのフレームワークとして有力な候補となるのがNext.jsです。

Next.jsの特徴として、パスベースのルーティングや自動的なパフォーマンスの最適化、ゼロコンフィグな開発環境、Static Generation や Server-side Rendering を簡単にできる仕組みなどがあります。これらの特徴はRailsと共通するところもあれば全く異なる考え方のものもあります。そういったNext.jsの特徴をRailsの機能と比較しながら解説し、Railsと組み合わせて使う場合のアーキテクチャや実装方法についても説明します。

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Kazuhito Hokamura

Ubie Discoveryでソフトウェアエンジニアをやっています。好きな言語はTypeScript、嫌いな言語はJavaScript、得意な言語はJavaScript。個人では nodebrew、Adventar などを作っています。