Railsバージョンを倍にしたサービスのそれまでとそれから

本発表は二部構成になっています。

【前半】
Rails 3で構築されたサービスが、Rails 4へのバージョンアップすら不可能な状態から、3年がかりのリファクタリングを経て一気にRails 6にするまでを話します。
なぜバージョンアップ不可能なサービスになってしまったのか、どのようにリファクタリングを進めたのか、を開発と運用の両面から検証します。

【後半】
前半の内容を足がかりとして、継続的に技術的負債を返却するチームにするまでを話します。
まず、大規模リファクタリングとRailsバージョンが上がったことのそれぞれについて、メリットを挙げていきます。
また、新機能開発および日々の機能改修を進める傍らで、いかに負債を増やさず、あるいは解消していっているかを説明します。

Railsバージョンが上げられない現場で苦しい思いをしている方々への事例の提供や、バージョンアップはしているけれど負債が放置されてもやもやしている方々への処方箋となることを目指して話します。

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Shu OGAWARA

Rails製ビジネスマッチングアプリの開発チームでリーダー業をやっています。チームの仕組みづくりが好きで、EM Meetupのスタッフもしてます。最近は認知科学の本をよく読んでいます。