ActiveRecord使いが知るべき世界:Java/Go/TypeScriptのORMアプローチ比較

Ruby on Rails開発に携わる多くの方にとって、データベースアクセスといえばActiveRecordが当たり前でしょう。
しかし、一歩外に目を向けると、ActiveRecordとは異なる設計思想やアプローチを持つORMが数多く存在します。
本セッションでは、Java (JPA, Doma2, MyBatis)、Go (sqlc)、TypeScript (Prisma)といった、Ruby以外の言語で広く使われている代表的なORMについて、ActiveRecordとの比較を交えながら解説します。

特に「クエリの書き方(DSL vs. SQL)」や「ORMの適用範囲(マイグレーションやスキーマ管理の有無)」といった観点に焦点を当て、それぞれのORMがどのような課題を解決し、どのようなトレードオフを伴うのかを深掘りします。ActiveRecordがいかに強力であるかを再認識するとともに、異なるパラダイムから得られる知見を通じて、今後のRails開発におけるデータアクセス層の設計や、より柔軟な技術選択のヒントを持ち帰っていただけるはずです。

[得られるもの]
ActiveRecordの設計思想や特徴を、異なるアプローチと比較することで深く理解できる
今後のプロジェクトにおけるデータアクセス層の設計や、技術選定の視野が広がるヒントを得られる

Speaker

河野裕隆

河野裕隆

虎の穴ラボに2019年に入社し、とらのあな通販サイトやFantiaの開発に携わり、現在はクリエイティア等をメインに開発しています。

クリエイティアでは開発リーダーを担当しており、機能の提案、開発、リリース時のアナウンスの方針決定等、実装に限らず広く作業しています。