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Railsによる人工的「設計」入門
「設計」ができるみなさんは、いつ、どうやって「設計」ができるようになったのでしょう?
"これが設計のやり方です" と教わって、それをなぞってできるようになりましたか? 私にはそういう経験はありません。経験を積むうちに、"自然と" できるようになりました。
ジュニアエンジニアの中には、まだ「設計」がよくわからないという方もいます。
「いきなりコードを書かないで、最初に設計すればいいんだよ!」
以前、私はこうアドバイスしていましたが、これではダメです。肝心の「設計」が何なのか、どうやればできるのかが分からないからです。
では、どうすれば?
AIの急速な進化の中、エンジニアとして生き残るには、設計スキルは当然の前提能力の一つといえるでしょう。「経験を詰めば、そのうち自然と設計できるようになるよ」と言って見守る時間がどれだけ残されているかわかりません。私たちには、人工的に「設計」を学んだり、教えたりする道筋が必要です。
本トークでは、「設計」に苦手感のある駆け出しエンジニアの方、そのようなエンジニアをサポートしたい先輩エンジニア、Railsのアーキテクチャの理解を確認したり広げたい方を対象に、次のようなことを話します。
・「設計」とはなにか
・一番最初に、完成したシステムを思い浮かべよう
・デザインパーツを取捨選択して、仮ぎめする
・Railsの代表的なデザインパーツたち
Speaker
Yasuko Ohba (nay3)
株式会社万葉 代表取締役 & Railsエンジニア。"構造厨" を標榜する、設計・実装大好き人間です。