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今改めてServiceクラスについて考える 〜あるRails開発者の10年〜
アプリケーション開発のテクニックも様変わりし、Rubyに段階的に型検査が追加されLSPを活用した開発が一般化しました。
更にAIコーディングエージェントの活用が急速なスピードで普及し、更なる変化の予兆が見て取れます。
そんな中でも、Railsの基本スタイルは変わらずにMVCであり、ベストプラクティスは大きく変わっていないと考えています。
かつてファットモデルを避けるため、Serviceクラスというプラクティスが試される様になりそれなりに使われている話も耳にします。
自分自身は現在、余程のことがない限りServiceクラスというものを使わない立場です。
今迄の経験を元に、アーキテクチャトレンドの変化、当時と今で異なる開発環境、何故Serviceクラスから距離を置く様になったのか、Serviceクラスって何が困るのか、そしてドメイン知識をアプリケーションで表現するとはどういうことなのか、ということについて改めて言語化して解説したいと思います。
Speaker
Tomohiro Hashidate (joker1007)
Repro株式会社元CTO、現チーフアーキテクト。
Railsアプリケーションの設計実装から、インフラの監視、ミドルウェアの選定導入、Kafkaを利用した分散ストリームアプリケーションの開発などを行っている。