あなたのWebサービスはAIに自動テストしてもらえる?アクセシビリティツリーで読み解く、AIの『視点』

この1年で、生成AIが自然言語を解釈してブラウザを操作する、Browser UseやPlaywright MCPといった自動テストの仕組みが次々と登場しました。しかし、これらのツールは一体どのようにWebサイトを『見て』、私たちの指示を解釈しているのでしょうか?

本セッションでは、そのAIの『視点』の正体の1つであるアクセシビリティツリーに焦点を当てます。Playwright MCPのソースコードをベースに、自然言語の指示がどのように解釈され、どのUI要素が特定されるのか、その内部プロセスを見ていきます。また、実際にRailsのシステムテストで使用するCapybaraドライバを作って、Railsとのつなぎの部分についても解説していきます。

AI自動テストを単なる”魔法”で終わらせては面白くありません。エンジニアとしてその裏にある論理的な仕組みを理解し、生成AIがテストしやすいアプリケーションを自ら設計・実装するための基礎知識を身につけましょう。

Speaker

Yusuke Iwaki

Yusuke Iwaki

福岡でMDMサービスの開発に携わっているエンジニアです。"なんかよくわからんけど動いてる"コードを読み解くのが得意です。PlaywrightをRailsシステムテストで利用するためのライブラリをOSS開発しています。