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階層構造を表現するデータ構造とリファクタリング 〜1年で10倍成長したプロダクトの変化と課題〜
私たちが日常的に利用するWebサービスには階層構造を利用した機能が数多く存在します。例えば、ECサイトの商品タグやクラウドストレージのフォルダなどです。では、開発において、こうした階層構造をRDBで表現する際、どのようなデータ構造を選択すべきでしょうか?
階層構造を表現するデータ構造を「なんとなく」で決めて実装してしまうと、N+1問題が大量に発生するといった課題に直面してしまうかもしれません。成長フェーズ、ワークロードの特性、そして要件に応じて適切なデータ構造を選択し、プロダクトの変化に応じたリファクタリングが重要です。
本セッションでは、各データ構造の特徴を詳しく解説するとともに、実際にプロダクトの階層化機能が直面したパフォーマンス課題を20倍高速化したリファクタリングについてご紹介します。セッションを通じて、参加者の階層構造を表現するデータ構造への理解を深めるとともに、既存の階層化機能の実装を見直すきっかけを提供します。
Speaker
yuhi
株式会社プレックスに24年新卒入社し、建設系SaaSプロダクト「サクミル」を開発しております。24th DevやWakate.rbなどのコミュニティを主催しています。最近はOSSへのコントリビュート活動に勤しんでいます。