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モノリスでも使える!OpenTelemetryでRailsアプリのパフォーマンス分析を始めてみよう
このトークでは、あなたのRailsアプリケーション開発と運用の大きな武器となるOpenTelemetryを用いたパフォーマンス分析を始める方法についてご紹介します。
数年前まで、分散トレーシングを用いたパフォーマンス分析(APM)は導入・運用コストの高さから、大規模で複雑なマイクロサービスアーキテクチャでないと導入コストに見合わないという認識がありました。しかし昨今、技術仕様やSDK統一への動き(OpenTelemetry)や、各監視系SaaSベンダーの努力により、実装工数をはじめとする導入コストが大きく減少しました。
一見モノリシックなRailsアプリケーション(モジュラーモノリスを含む)は分散トレーシングにマッチしないように思われるかもしれませんが、私はそうは思いません。むしろ、低レイヤーを意識せずにアプリケーションを書くことができるこの優れたフレームワークの内部で何がおこっているのか、どの処理にどれくらい時間をかけているのかを「一目見て」理解できることは非常に有用だと考えています。
今回お話する内容を用いれば、皆さんはすぐにOpenTelemetryや各ベンダーが提供するライブラリを用いたパフォーマンス分析の検証を開始することができます。これにより、みなさんご自身が開発するRailsアプリケーションの運用が楽になれば嬉しいです。
発表資料
Speaker
- ymtdzzz ymtdzzz のGithubページ
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株式会社SmartHRでプロダクトエンジニアをしています。最近はRails、少し前はGolangを書いていました。